深海に住む魚/生物

現在、2,000種類以上が深海魚に該当すると考えられています。大きく2つのタイプに分けられており、海底付近に住む底生性深海魚と、海底から離れ中層を漂って生活する遊泳性(漂泳性)深海魚です。
底生性および遊泳性深海魚の生活様式はそれぞれ全く異なり、深海魚の生態を理解するためにろれぞれを区分して考えることは重要です。

太陽光の届かない深海には光合成を行う植物が存在しないため、深海における食物連鎖の基礎を支えるのは浅海の動植物です。

浅海で消費されなかった生物の遺骸や排泄物は、マリンスノーとなって沈降して最終的に深海に降り積もる。これらの沈み行く有機物はオキアミやクラゲなど浮遊性の深海生物に消費されるほか、深海底に堆積した後は貝類やナマコ、クモヒトデなどの底生生物のエネルギー源として利用される。
彼ら自身はさらに大型の深海生物によって捕食され、深海での食物連鎖を形成する。
深海は極度に高い水圧と低水温に阻まれた暗黒の海域であり、利用可能な総エネルギーは浅海で生産されるうちのごく一部に過ぎない。深海魚はこの極限とも言える環境に適応するため、浅海の魚類には見られない特殊な身体構造および生活様式を獲得している。